ゴルフを経験したことがない方からすると、ゴルフというスポーツの何が一体楽しいのか想像が難しいかもしれません。
ちょっと興味のある方や、もしくは全く興味がなく否定的なイメージの方のために、ゴルフ初心者目線でゴルフの楽しさをお伝えできればと思います。
ゴルフの一般的なイメージって?
「みんゴル」世代のゴルフ
世代によっては「ゲームではやったことあるけど実際には・・・」という人はいるかもしれません。風向きや距離からクラブを選んで、ゲージを合わせて・・・といったゲームならやったことあるけど実際にはやったことない。そんな人は結構いるかもしれません。「スカッとゴルフ パンヤ」というオンラインゲームもありましたね。
休日不在の親父のイメージ
今のドラマはどうなんでしょう。登場人物の家庭環境に問題があるケースを取り上げるような題材の時によく出てきていた気がします。「親父は仕事ばかりで休日はゴルフに行って家庭に寄り付かず・・・」みたいなセリフを1度は聞いたことないでしょうか。
私の父親はゴルフはしなかったし、日常会話で「グラウンドゴルフ」以外で「ゴルフ」という単語が出てくることもなかったので、この「親父がゴルフで休日いない」現象は現実味のないテレビの中の演出のイメージでした。
お金持ちのスポーツ
私のイメージで一番強かったのがこれです。ゴルフはとてもお金がかかり、一般人ではプレイできないような高級なスポーツで、選ばれたごく一部の人たちがするスポーツのイメージでした。
実際にはそんなことはなく、私のような一般人も参加できるスポーツなので皆さんが思っているほど敷居は高くないかもしれません。
接待ゴルフ
「来週は接待ゴルフで・・」という愚痴を直接聞くことになったのは社会人になってからでしょうか。実際に接待ゴルフってあるんですね。かくいう私も行って来ましたが…。「接待ゴルフ」のイメージはドラマの中のイメージが強かったかもしれません。
皆で接待相手をヨイショしながらプレイしたり、密談したりとドラマの中の悪役側がやってる「接待ゴルフ」のイメージ。
おじさんがプレイするスポーツのイメージ
「休日不在の親父」「お金持ち」「接待」となるとゴルフというスポーツは「おじさんのスポーツ」という偏見が出来上がってしまいますし、私もそうだと思っていました。
しかしながら実際にプレイしてみてわかったのは「おじさん”も”できるスポーツ」であるという事です。
野球、サッカー、フットサル、バスケットボール、バドミントンといったスポーツですが、若者についていくのがしんどくなってきます。
しかしゴルフは不思議なことに年配の方でも若者を圧倒することができます。打ちっぱなしのゴルフ練習場に行っても、私よりも1周りも2周りも年上であろう方が私よりバシバシ飛ばしている姿をみますし、ラウンドで高スコアを出している姿も見ます。
技術と経験が為せる技です。ついでに言うと上手になるほど歩く距離も短くなるので楽にラウンドできるというのもゴルフの特徴です。
だからと言って運動音痴の私がサクっと上手くなれるかといったらそんな甘いスポーツではないことも確かです。
ゴルフはいったい何が楽しいのか
さて、ようやく本題です。
「ゴルフはいったい何が楽しいのか」です。
ダーツをしながらピクニック or ハイキング
私が最初に感じたのはこれです。「いや、ゴルフはゴルフだろ。ほかのスポーツに例えるな」という方もいるかもしれませんがそこは私の個人的な感想という事でご容赦下さい。
- 狙ったところにゴルフボールを打つ
- 打ったボールに一喜一憂する
- ボールを探しに行く
- 次の位置へボールを打つ
- 1~4を繰り返す
- ボールを落として上がり
これを18回繰り返します。
ナイスショットがでても、OBしても、池ポチャでも、バンカーでも一打ごとに一喜一憂し、移動の道すがら雑談したり慰めあったり仕事の話をしたりと楽しい時間が続きます。
あとは「ピクニック」になるのか「ハイキング」になるのかは、その人の腕次第。上手な人ほど移動距離はすくなく、自分の打ったボールまではカートに乗るなり悠々と歩くなり負担が減ります。これが前述の年配の方でも若者と対等、それ以上にラウンドできる秘訣。
尚、その逆の場合は、進行を遅延させないために明後日の方角へ飛んだボールへ向かって走り、藪の中のボールを探しと大忙し。場合によってはハイキングでは済まないケースもあります。
そうであっても「やっちまったなー」「(ボール探しに)いってきまーす!」なんてやり取りも含めてゴルフの楽しさかなと思います。
ストイックに高スコアを目指す
私が体験したのは全て愉快なゴルフですが、もちろん自己ベストを目指して淡々とラウンドをする方もいます。これもまた一つの楽しみ方。自分のスコアをいかに塗り替えていくか、コースや天候に対して計画を立て、実践しいかに自分の理想に近いラウンドをするかという楽しみ方もあります。
ゴルフの基本は「いかに少ない打数で18ホールを回りきるか」で、もちろんスコアがある以上競争が発生しますが、そこに重点を置くかどうかは本人や一緒にラウンドする人たち次第といったところ。
とりあえず私は「みんなで楽しくワチャワチャとラウンドする」のが楽しいのでゴルフを続けてみようと思いました。
打ちっぱなしだけでも楽しい
ゴルフにも打ちっぱなしの練習場があります。もちろん野球のように正面から球がとんできたりはしませんが、球を借りてひたすら打つ。
止まってるボールを打つだけなのになぜか上手く行かない、当たればとても気持ちいい。夢中になって打っているうちに気持ちい汗が流れてきて気持ちもスッキリという楽しみ方もありますね。まぁ私は大体の場合スッキリしないで課題山積みでどんよりした気分で帰宅することが多いんですが…。
景色を楽しむ
ゴルフ場という所はだいたい景色の良いところに作られています。緑の開けた土地で山が見えたり海が見えたりと天気が良ければロケーションとしては最高ですね。
お酒を楽しむ
昼食時にお酒を飲む人も多くいます。なんならラウンド開始と同時にお酒を飲み始める人もいます。青空の下で歩き回りながら飲酒をしたくてゴルフをしているんじゃないかという人もいますが、これはこれで気持ちいいんですよね。
勿論、ゴルフカートを運転する人、車でゴルフ場に来る人は飲んではダメですよ。
とにかく大勢で大会を楽しむ
いわゆる「コンペ」というやつですね。老若男女入り乱れてのゴルフ大会です。これはこれで盛り上がります。もちろん私は小学生にコテンパンにやられて帰ります。
まずは体験してみるのが一番
ということで「ゴルフの楽しさ」についてあれこれ並べてみましたが、やはりこの手のものは体験してみるのが一番です。
とはいえ最初からコースに出るのは敷居が高いもの。ではどうすればいいでしょう。
ゴルフ練習場に行ってみる
お近くにゴルフ練習場がある方は一度足を運んでみるのがいいでしょう。経験者の方と一緒に行くと尚いいですね。同じスポーツをプレイできる仲間が増えると喜ぶゴルファーは沢山います。
ゴルフ練習場なら貸しクラブを置いているところも多いので、運動しやすい服装で気軽に足を運んでみるのもいいでしょう。練習場には常駐のインストラクターがいるケースも多いので、ワンポイントレッスンという形で申し込んで、褒めてもらいながら正しいスイングを教えてもらって楽しく打って帰るというのも一つの手です。
いきなりラウンド
これはなかなか敷居が高いですが「初ゴルフが初ラウンド」という方が結構いるのも事実です。
「200越えでひどいスコアだったけどとにかく楽しかった」とハマる方もいます。もちろん親しい友人等、ルールやマナーを理解した方と行くようにしましょう。突然一人でラウンドの予約をして知らない方と回るというのはあまりに無謀ですし、一緒に回る方は心の準備が出来ていないので不快にさせてしまう恐れもあります。ラウンドにいくなら「一緒に楽しく回れる人」とですね。
ゴルフバーに行って見る
歓楽街に「お酒を飲みながらバーチャルゴルフ」というお店がある地域もあります。そういったところに仲間内でいってダーツバーのような感覚で細かいことは気にせず体験してみるのも一つの手でしょう。
という事で、初心者目線から「ゴルフの楽しさ」「楽しみ方」について解説してみました。本文中でも触れましたが「プレイヤーが増えると嬉しい」人は沢山いますので、ご友人でゴルフをプレイする人がいれば「ゴルフをやってみたい」「ゴルフ始めたんだ」と声をかけると喜ばれる可能性が非常に高いので、ぜひトライしてみてください。
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